流産後の原因不明の不妊に

~クリニックエピソードから~流産してから原因不明不妊に

不妊治療を行うクリニックのエピソードを元に

自分の感想を先日から書き綴っています。

レディスクリニックは女性特有の問題と向き合うサポートをしてくれる大切な場所です。

だけど、現実には女性本人からすら敬遠されがちだったりします。

婦人科や婦人科に通う女性、また、そのパートナーの方々を多くの方々に

身近に感じていただけるようになれば幸いです。

というわけで、今回のピックアップは

流産をきっかけに不妊症になったという女性の質問、

また、それに対する医師の回答についてです。

原文のままだと長いので!ご紹介するQ&Aは概要をまとめています。

「読みやすく」「シンプルに」をこころがけますので、

どうぞ皆さまもお付き合いの程、よろしくお願いいたします!

ピックアップQ&A

●質問

結婚後に自然妊娠を確認したものの3ヶ月未満で流産。

その後不妊症となり8年目、

6か月間のタイミング療法や排卵誘発剤による治療でも成果が出ず、

「原因不明」と診断された。

●医師の回答

現在の医学では原因が分からない不妊症を「原因不明」と分類する。

原因不明の不妊症であっても人工授精や体外受精ならば

一定の効果が期待できるので、腹腔鏡検査や不妊治療を受けてみてもいいのではないか。

8年間の不妊、人工授精や体外受精はハードルの高い治療?

日本で生活する夫婦のうち35%が不妊症を心配する時代にあって、

それでもなお「高度生殖医療」はハードルが高い治療のままだという気がします。

というのも、8年間ものあいだ不妊症に悩んでいるご夫婦でも、

ご紹介した質問にあるようにタイミング療法や排卵誘発剤の仕様に

留まっているほどですから。

そのあたりは医師や看護師と一般人の間で意識が違うところなのかもしれません。

医師や看護師の皆さんには日常的な行為でも、私たち一般人からしてみると

怖さがあったり、日常生活への影響が心配だったり、費用の問題があったりと、

なかなか踏み切れないものですよね。何より、

「原因不明ってどういうこと?」

「原因も分からないのに不妊症って言い切れるの?」

「本当に私に原因があって妊娠できないの?」

「それなのに負担がかかる検査や治療を受けなければならないの?」

とか、そういう思いがこみ上げてきたりして。

今回ピックアップした方の内心は推し量るしかできません。

これは私の記憶です。私はそう思った、というだけですよ。

でも、共感していただける方もいらっしゃるはず……。

原因不明の不妊…子どもが欲しいかどうか、で未来を選ぼう

現代の医学はとっても進歩しました。

いまもまさに多くの研究者が一心に努力して、未来に向かって邁進している真っ最中です。

それでも、できることとできないことがあります。

一般的な検査をしてもひっかからないなら、

それは「原因不明」の不妊症なのだと判断するしかない、それと、

一定期間自然妊娠できなかったら、それもまた不妊症なのだと受け入れるしかない、

これらを前提とした話になってきます。

わからないものは分からない。

ならば、分かっている条件の上に立って、未来を選ぶべきなのではないでしょうか?

私は自分の経験を踏まえてそう考えるのです。

レディスクリニックではまず血液検査やエコー検査、尿検査などで

ホルモンの異常などをまず調べます。

ここまでが患者の身体に負担がない範囲だからです。

ここで原因不明の不妊症と診断されても、腹腔鏡検査など

多少の負担がかかる検査に進めば新たに「何が悪いのか」判明する可能性があります。

原因が判明しなくとも、人工授精や体外受精といった高度な治療に進めば、

一定の成果を期待できるはずです。

もちろん、治療で100パーセント子どもができるわけではないですし、

治療しなかったからといって100パーセント子どもができないというわけでもありません。

子どもがいる未来といない未来を思い描いてみてください。

子どもがいる未来、いない未来、それぞれで、

何かをしなかった自分と、した自分を想像してみてください。

私がお世話になった医師も言っていました。

「すべてはあなた次第」だと。

30代からの不妊治療や検査のことブログでつづる

30代不妊治療について思うこと。不妊治療を知り、妊活から体外受精や顕微授精についてまで、自分のペースで調べていきます。