不妊クリニックでの検査、保険の適用は?

なかなか妊娠しない時、最初に受ける検査

レディスクリニックは女性のための病院と言っていいでしょう。

必要に応じてパートナーである男性も検査や治療を受けられますが、

メイン患者が女性であることは誰もがご存知なはずです。

しかし、専門性が明白であるからこそでしょうか。

敷居が高いと感じていらっしゃる人も多いと聞きます。

私も実際に行ってみた経験者ではありますが、

「レディスクリニックは怖くない」

「実は身近な存在なんだ」

「こんな悩みでも相談していいんだ」と

思っていただけるようにと思い書いてみたいと思います。

よくあるクリニックに寄せられたQ&Aをピックアップしてみました。

レディスクリニック未体験の女性は、ぜひご参考になさってください!

ピックアップQ&A

●結婚してから1年半の女性(概要)

結婚して1年半が経ったが妊娠しない。

病院ではどのような検査を最初にするのか?

その検査に費用はどのくらいかかるのか?

●医師の回答(概要)

不妊症の検査で最初に実施するのは

超音波検査、ホルモンなどの血液検査、フーナーテスト、

子宮卵管造影、精液検査など。

これらは保険適用となるので高額な医療費のご心配はありません

ただし、検査内容によっては保険適用外のものもあり、おのずと費用は変わってきます。

不妊検査の保険適用と保険適用外の検査費用?

「不妊症かな」と不安に思っている女性に重くのしかかるのが、

不妊症の検査や治療にかかる費用の問題ですよね。

多くの方にとって不妊治療は未知の領域ですし、

治療費が高額になることで知られています。だからこそ、

公的な助成の枠組みがあるのですから。

でも、検査の段階ではそれほど心配する必要はありません!

というのも、医師の回答にあるように、

最初に行う検査はほとんど保険適用の範囲だからです。

「でも保険適用外の検査もあるんでしょ?」と思われましたか?

私は思いました!というわけで、調べられる範囲で「保険適用」の検査と

「保険適用外」の検査を調べて見ました。

以下にまとめます。

保険適用の不妊症の検査

超音波検査:1500~2000円程度

ホルモンなどの血液検査:2000円~(検査項目が増えるほど高くなります)

子宮鏡検査:2500~3000円程度

子宮卵管造影:8000円程度

精液検査:4000~5000円程度

卵管通水検査:片側20000円程度、両側で20000~30000円程度

保険適用外の不妊症の検査

フーナーテスト:2000~3000円程度

なお、不妊症検査の保険適用は1ヶ月ごとの上限回数があり、

それを超えると保険適用外、自費診療となります。

超音波検査の場合は1ヶ月に1~2回まで。

また、菅内閣の方針で不妊治療の保険適用化が検討されていますが、

今のところ保険適用の検査や治療に保険適用外の治療を同時に行う

「混合診療」は認められていません。

そのため、ひとつでも保険適用外の検査や治療が混ざると、

一般診療の検査でも自費になってしまいます。

例えば、保険適用なら1500円ですむ超音波検査が2000円以上に。

子宮卵管造影検査が20000円以上に、といった具合で加算されますので、

診療内容は医師とよく相談して決めることが大切です。


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30代不妊治療について思うこと。不妊治療を知り、妊活から体外受精や顕微授精についてまで、自分のペースで調べていきます。