不妊検査前に基礎体温をつけておく
基礎体温表の付け方と記号
不妊症であるかどうか知るためには、まず基礎体温表を付ける必要があります。
最低でも2か月分くらいの記録を付けなければ
普段の体温サイクルが分からないからです。
でもどうやって測ればいいの?
と思われる女性も多いでしょう。
私は婦人用体温計の存在すら知らなかったわけですから
人のことは言えませんが、病気のときのように一般的な体温計で
検温しても基礎体温は分かりません。
起きて活動していると体温は上がります。
基礎体温とは、運動していない状態で保たれている温度のことです。
では、基礎体温の測り方、記録の付け方を解説していきたいと思います。
これから婦人科・産婦人科を受診しようとしている
女性のみなさんはぜひ参考になさってください。
基礎体温を測る準備
まずは婦人用体温計を購入します。
素早く測れる電子体温計と、時間はかかるけれど
正確に測れる水銀計がありますので、お好みで選ぶといいでしょう。
次に、基礎体温を記入する手帳を用意します。
婦人体温計は小数点以下第二位まで数字が出ます。
体温が安定している方については変化が本当に微妙なので、
小さな動きも読み取れるように細かく記録するのです。
手帳は専用のものがドラッグストアなどで市販されています。
わざわざ購入するのもな、と思われた方は、
大学ノートなどを利用してご自分で罫線を引くのもいいでしょう。
昔はそういう女性が多かったようですが、忙しい現代では決まった
フォーマットで作られた基礎体温手帳を使うほうが一般的です。
市販の基礎体温手帳には「月経」「経血量」「性交」「不正出血」「おりもの」
に記号が割り振られていますので、それに従って日々の体調を記録してください。
体温の変動と月経開始日、経血量、月経サイクルによって、
排卵しているかどうかが予測できます。
つまり、妊娠する能力があるかどうか、基礎体温表によって最初の診断ができるわけです。
検温のタイミングは?
基礎体温を測るタイミングは朝一番です。
基礎体温手帳にもこの点が注意書きされていました。
寝起きに身体を動かさず、口を閉じて口腔内の温度を安定させる。
それから舌下温を、毎日同じポイントで測ります。
舌下のひだりわき、みぎわき、ちゅうおうなど、
日によって変えないように気を付けましょう。
朝一番の検温では意外とこれが難しいのです。
うっかりいちど起き上がって伸びをしてしまったり、
寝転がったまま激しく寝返りを打ってしまったり、
のどが渇きすぎてついつい水を飲んでしまったり……
そして、寝ぼけすぎて検温自体忘れたり。
これ、すべて私がやってしまった失敗です。
基礎体温表はきっちり毎日つけてこそ意味があると言いますが、
途切れたら途切れたで、翌日からまた1日1日を積み重ねていくこと、
その心掛け、心意気が大切なのでしょうね。
お医者様もそうおっしゃっていましたよ。
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