エストロゲンが減少するとき。女性ホルモンは補えるのか

女性ホルモンの分泌量は年齢とともに減少していきます。

これは卵巣に残る卵胞の数、つまり、残存する卵巣機能に関係しています。

卵巣の予備機能が失われ、完全に排卵が起こらなくなった時に

女性ホルモンの分泌量は激減し、更年期障害が起こるのです。

更年期障害が性機能の段階を知らせるサインだと考えるといいでしょう。

多くの場合更年期障害は50代で現れます。

自然な現象です。病気ではありません。

しかし、前回も少し触れましたが、更年期障害が起こるのは

視床下部が暴走している証拠でもあります。

もし「障害」が強く継続したとしたら別の病気を引き起こす可能性があるため、

女性ホルモンを補うなどの治療を受けることになります。

薬を使えば女性ホルモンは補える

レディースクリニックなどでピルのパンフレットを見たこと、ありませんか?

女性ホルモンを補う薬の正体。それは「ピル」です。

妊娠適齢期の女性にとっては経口避妊薬として知られています。

子どもがほしいと望む女性には無縁のものですよね。

望まない妊娠を避ける緊急避妊薬としても認知されているので

ネガティブなイメージがついて回りますが、

更年期障害の女性にとってはこの上ない助けになるのです。

何しろ、もう自力では生産できない女性ホルモンを補い、

身体を「だます」ことができるのですから。

ピルは女性ホルモンを一定に維持する仕組みになっていて、

1シートのどの薬をいつ飲むのかが決まっています。

それによってホルモン周期があると視床下部に思い込ませるわけです。

ただし、これはあくまで一時的な措置にすぎません。

いつまでもピルを飲み続けられるわけではないので、

ピルを飲んでいる間に「女性ホルモンが分泌されない状況」に

身体をならせるよう、医師の指導を受けて工夫するようにしてください。

高齢出産に臨む30代、40代女性の場合

35歳以上50代未満の、妊娠の望みがある女性についてはピルなんて論外ですよね。

でも、女性ホルモンの分泌量が足りないというのもまた論外。

私もそうですよ。

よく言いますよね。大豆製品を摂ると女性ホルモンを補えると。

あれには一部誤解があって、大豆そのものが女性ホルモンの働きを

補うわけではないそうです。

おすすめなのは排卵期前のアロマテラピーです。

特にリラックス効果が強いラベンダーには女性ホルモン様物質が含まれていて、

なんと男性に女性化乳房を引き起こすほどの効果があると

言われているのです。これを利用しない手はありません!

リラックスしてよく眠り、よく食べ、よく運動することです。

そして医師のアドバイスを受け入れ、自分の現状に抵抗しないこと。生きていてよかったと人生を肯定すること。私はこれを「よく生きる」と表現しています。

より良く生きる。より善く生きる。より好く生きる。

前向きに、何があってもひとつひとつ対処していく……

ある意味ビジネスライクですけどそれだけじゃなくて、

女性としてより豊かな心を持ち、それを体現していくのが理想なのではないかなと。

みなさんはどう思われますか?

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30代不妊治療について思うこと。不妊治療を知り、妊活から体外受精や顕微授精についてまで、自分のペースで調べていきます。