不妊治療のストレスを軽減する工夫
不妊治療を受けた日は展望台に上る
不妊治療はやる気とお金さえあれば始められます。
でも、治療を継続するのはとても大変です。
努力すればいいというものでもありません。
厚生労働省のレポートでは、不妊治療そのものが患者のQOL(人生品質)を
著しく損なうことが指摘されています。
実際に私が医師から言われたのは、とにかく気を楽にして過ごすこと。
夫婦でしっかり話し合って、同じ方向を向いていなければ治療を
受けても仕方ないということ。
だけど、治療を受けるなら少しでも早いほうがいいことの3点でした。
何度か診察を重ねて私の性格をある程度把握したから、
このようにアドバイスしてくれたのだと思います。
内容だけ見ると「お決まり」みたいですけどね。
夫婦だけでなく、医師と患者のコミュニケーションも大事なのだと感じました。
ストレスをため込みやすい性格は自覚しています。
注射が苦手で、薬剤過敏症や体質虚弱など、不妊治療を受け続けるには
不利な条件ばかりであることも。
ストレスを溜めないための「治療を受けた日の過ごし方」
通院を決めたとき、ストレスを溜めないための習慣を作ろうと考えました。
鬱っぽくなると人はうつむきがちになります。
視線が常に水平より下を向くので前傾姿勢になり、
顎関節症やストレートネック、肩こり、腰痛、冷え性などの原因になるほか、
自律神経やホルモンバランスの乱れにまでつながると聞いたことがあります。
精神状態は必ずしも自覚し続けられないので行動からストレス対策しようと思いつき、
病院を受診した後、体調が許せばまず神戸市役所の展望台に上ること。
次に、初めてのパン屋さんで気になったパンを2つ買うこと。
この2つをルーティンにしようと決めました。
神戸市役所展望台とパン屋開拓に決めた理由
神戸市役所は神戸ARTレディスクリニックのすぐ近くにあります。
どちらも最寄り駅は三宮ですから、ほとんど移動しなくていいのが最大の理由です。
展望台に上ってまで下ばかり見るのは逆に難しいものですよね。
パン屋巡りは、鬱になると陥りがちな運動不足を予防するためです。
初めてのパン屋は事前リサーチせずに足で探すことが前提です。
神戸は日本のパン発祥の地だと言われています。
神戸市内だけでも130以上ものパン屋がひしめき合っていて、
しかも激戦区であるだけに、そのほとんどのパン屋さんが
ハイレベルなのだそうです。そんな条件で、新しいパン屋の開拓が
楽しくないはずないですよね。
治療で痛い思いをして、妊娠に成功しなくて最悪な気分な時であっても、
きれいなものは綺麗だし、おいしいものはおいしいんです。
もしそう感じられなくなったら、きっとそれが治療をお休みするタイミングを
お知らせするサインなのではないでしょうか。
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