不妊症とバイアグラ、副作用、危険性は?
不妊症かどうかを調べる検査こぼれ話・バイアグラの危険性、副作用
●前回のまとめ
バイアグラに期待できる効果(男性)
勃起力改善、酸化ストレス減少による若返り、
血管拡張による動脈硬化の改善、男性ホルモンの増加。
勃起力改善の直接的効果は4時間ほどなのに、効果が消失してから数日間の間、
男性機能の向上が見られたというユーザーが少なからず確認されているそうです。
バイアグラに期待できる効果(女性)
性感アップ、性欲増進、酸化ストレス減少による若返り、
血管拡張による動脈硬化の改善、ホルモンの増加。
女性に対してもバイアグラが男性ホルモンを増加させるよう作用する
可能性が指摘されていますが、男性ホルモンが女性にも
若返り効果を与えるという見解を示す医師もいるようです。
●バイアグラの作用機序
バイアグラがどのようにして上記の作用をもたらすのか。
バイアグラは脳の中枢神経に働きかけて全身の様々な機能に影響を及ぼします。
1回の服用で数日間影響が残ることは男性の臨床データから判明していますが、
通常の用法では毎晩服用して効果を維持します。
●純正バイアグラ
バイアグラは偽薬が多く出回っています。
バイアグラを開発した会社はアメリカのファイザーであり、
純正品は必ず一定の外観に仕上がっています。
青いひし形の錠剤に、「pfizer」のロゴが刻印されているので一目瞭然です。
それでは本題、バイアグラの危険性、副作用に目を向けてみましょう。
バイアグラはどれくらい危険なの?副作用は?
●バイアグラの危険性
バイアグラの副作用(男性)
顔のほてり、目の充血、頭痛、動悸、鼻づまり、胸やけ、
胃食道逆流症、胃部不快感、アルコールとの相乗効果による血圧低下及び貧血、
硝酸剤との併用で心肺停止など。
顔のほてり、目の充血は、バイアグラを服用した男性の9割に見られる副作用だそうです。
バイアグラが流通し始めた当初には医師やユーザーの知識不足による
事故が多発したという事実があります。
今後バイアグラをご利用になる方は、きちんと研修を受け、
正しい知識と危機感を持った医師の診察を受け、リスクをコントロールしながら
使うことをおすすめします。
バイアグラの副作用(女性)
意識の喪失、極度の眠気、吐き気など重大な副作用があり、
アルコール、避妊薬との併用で副作用が出る可能性が増大します。
また、海外でシルデナフィルクエン酸塩製剤は女性に対する
性的欲求低下障害(HSDD)の治療薬として認可を受けているものの、
実際の臨床データでは副作用リスクを上回るほどの成果は得られなかったそうです。
この場合の成果とは、女性が満足できる性行為の回数が増えたかどうかです。
現時点で、女性向けの性機能改善薬はバイアグラ以外存在しません。
他にすがるものがない、ということで、やむなくバイアグラの導入に
至ったのではないかという声もあります。
結論として、バイアグラはリスクを管理できなければ死に直結する薬だと考えます。
医療用データベースを見ると、主な副作用以外のリスクについては
数えきれないほどです。
視覚障害、結膜炎、AST増加。男性の勃起力改善効果がききすぎての
勃起延長、持続勃起などというケースもあるようです。
ちなみに、勃起し続けると男性器は壊死します。
脳に直接作用するというのが怖いですね。
しかも、女性に対する効果と副作用はまだまだ未解明なのですから、
なおさらです。EDの男性、不感症の女性にとっての有効性は確かにあるのでしょう。
それでも、個人的には「安易に使える薬ではない」と感じました。
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