不妊症検査、腹腔鏡検査って?
不妊症かどうか調べる検査19・腹腔鏡検査
女性の身体は健康であれば月経に際して痛みがなく、
妊娠もスムーズだとされています。
結婚して1年、2年と時間が経ち、夫婦生活があるのに
なかなか妊娠しないという方は、もしかしたら何か問題があるのかも……
と不安なお気持ちなのではないかとお察しします。
この場合の問題とは、不妊症ですね。
不妊症の原因は男女に同じ確率で存在するそうですよ!
不安を解消するには自分たちの身体と向き合うのがいちばんです。
私は不妊症や不妊治療にまつわる情報をまとめています。
今回は不妊症かどうかを調べる検査、「腹腔鏡検査」についてご紹介します。
私以外の女性のみなさまのご参考になれば幸いです。
不妊症かどうかを知る腹腔鏡検査とは
腹腔鏡検査はおなかの内側を内視鏡で画面に映し、
視覚的に診断を行う検査です。
手順としては、まずへその下に小さな切開孔をあけ、腹腔鏡を挿入します。
これで、腹腔内をモニターに映し出すことができます。
腹腔鏡検査が必要になる時
腹腔鏡検査を実施しましょう!となるのは、
エコーや子宮鏡検査だけでは不妊症の原因が特定できず、
なおかつ子宮内膜症などの可能性が伺える時です。
腹腔鏡検査で何が分かる?
腹腔鏡検査では、腹腔内部に広がる変異を視覚的に診断できます。
子宮内膜症、チョコレート嚢胞、あるいは卵管や卵巣の癒着など、
目でわかる病変であればこの検査で発見できることが多いので、
原因不明の不妊症で苦しんでいる女性にはかなり有用だと思われます。
腹腔鏡検査で手術が必要だと分かったらどうするの?
実際にこの検査で子宮内膜症、チョコレート嚢胞、子宮、卵管、卵巣と
腹腔膜の癒着などが見つかった場合には、新たに小さな切開を
2か所から3ヶ所加えて患部を固定する鉗子や電気メスを挿入し、
癒着部を剥離したり、病変部を摘出したりする手術に移行します。
なので、この検査を行う場合には術後のスケジュールを調整してから
臨むことをおすすめします。
メスを入れる検査や手術が怖いと感じる女性に
これまでご紹介してきた検査のほとんどは、メスを入れない、
侵襲性のないものでした。
私自身、メスを入れる検査や手術は怖いという意識があるからです。
なので、不妊症に悩んでいるけど、治療に対して積極的になれないという
女性のみなさんの気持ち、とってもよく分かります。つよく共感します。
だけど、このブログを読んでいる「あなた」は、きっと、
それでも必要だと感じていらっしゃるのではないでしょうか?
どうして不安に感じるのか、なぜためらってしまうのか、
迷いの根底にあるものをよく見つめてみてください。
そして、何度でもそれについてご夫婦で話し合っていただきたいと思います。
不妊治療は「家族の問題」なのですから。
たとえ不安を解消できなくても、つらい時に家族が手をつないでくれたり、
寄り添ってくれたりするだけでずいぶん違うものです。
ちなみにですが、私の知る神戸ARTレディスクリニック
では腹腔鏡を「お腹の中の胃カメラ」と表現していました。
こう言われると、ちょっと気軽に受けられそうかな?という気分になります……ね?
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