不妊治療とコロナワクチン接種はリスク

不妊治療中、コロナウィルスのワクチン【リスクの話】

あなたは摂取しますか?

新型コロナウィルス感染症を予防するためのワクチンと、

妊婦に対するリスクのお話。

2021年1月29日の報道によると、世界保健機構(WHO)は

妊婦の新型コロナウィルス感染症に対するワクチン接種を

推奨しないと発表したとのことです。

妊婦に対する安全性を担保するだけのデータが存在せず、

推奨するだけの根拠を示せないから、という理由だそうです。(2021.1.29の日本経済新聞より)

このほかの新型コロナウィルス感染症と妊婦に関する話題では、

妊婦だから新型コロナウィルス感染症で

より一層重症化するリスクが高いとは言えないという声明があるいっぽうで、

臨月に近づいた妊婦はただでさえ感染症に対する抵抗力が弱くなるし、

また、欧米では妊娠末期の妊婦が新型コロナウィルス感染症に感染し、

死亡する例が続出していると反論する医師が

メディアに出演するなど、議論が盛んになっています。

複数の報道をチェックしましたが、個人的には今後の感染者数が

どのように推移するかで結論が変わってくるかなと思いました。

もし今後も感染者数が増加するようであればワクチンを接種したほうが

リスクを抑えられる、と言えるでしょう。

不妊治療中の女性のワクチン接種についての意見

●今現在妊娠しているかもしれない不妊治療中の女性

今現在妊娠しているかもしれない不妊治療中の女性についても、

妊婦と同様のことが言えそうです。

亀田IVFクリニックのブログでこの件に関するQ&Aを見つけました。

http://www.kameda-ivf.jp/blog/post_277.html

医療関係者、とくに、不妊治療を提供している側からしても、

胎児への影響が未知であるところは軽視できないようです。

それはそうですよね。

未検証なのですから、胎児にどんな問題が起こるか分からないなんて、怖いですよね。

レディス系クリニックの立場として推奨できるのは、

不妊治療中の女性の家族に対するワクチン接種に留まる模様です。

とはいえ、もし新型コロナウィルス感染症にかかったとしたら、

妊娠していても治療の影響で流産する恐れがありますし、

流産しなくても胎児への影響は大きくなると予想できます。

悩みどころですね。

●近々妊娠を予定している不妊治療中の女性

まだ妊娠していない女性、近々妊娠を予定している、

希望している不妊治療中の女性は、ほとんど迷う必要はないでしょう。

新型コロナウィルス感染症のワクチンの成分は長期間体内に残存しないそうですから、

妊娠前に接種した場合の胎児への影響は

それほど考慮しなくていいとのことです。

むしろ、治療で外出する機会があるからには積極的にワクチン接種したほうがいいくらいかもしれません。

総評

妊娠中の女性も、妊娠前の女性も、新型コロナのワクチンは摂取しない理由よりも

接種するべき理由のほうが多いかな、と感じました。

ただし、新型コロナウィルス感染症のワクチン接種を受けるかどうかは、

おひとりおひとり、ご自分でご判断をお願いいたします。

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30代不妊治療について思うこと。不妊治療を知り、妊活から体外受精や顕微授精についてまで、自分のペースで調べていきます。