不妊検査で驚いたこと

実際にレディースクリニックを初めて受診し、驚いたこと

婦人科の診察を受けたことがない女性は多いですよね。

国のがん検診推進事業の名のもとに

20歳、25歳、30歳、35歳、40歳の女性に対して

子宮頸がん検診の無料クーポンを配布しています。

しかし、実際に受診する割合は5割以下で、

20代と30代の女性に至っては4割に届かない状況なのだとか。

若い女性ほど婦人科の診察に強い抵抗感を持つ傾向があります。

最もプライベートな部分を人に見せなければならない。

その精神的ハードルの高さは、少なくとも私は言葉では表現できません。

致し方ないとも言えるでしょう。

ですが、女性は歳を重ねるほど婦人科系の病気にかかるリスクが上昇します。

また、妊娠したいけどなかなかうまくいかない、

それに気付いたらどうしても婦人科を受診しなければならなくなります。


そして私にも「その時」がやってきました。

なかなか子どもができずに刻々と近付いてくるリミット。

(女性が子どもを産めるリミットについてはまた別の機会にお話しできればと思います)

続々と入る友人知人の妊娠報告、出産報告、年賀状の家族写真。

自然に任せよう、不妊治療なんてと難色を示す夫を説得しての受診。

待合室で問診表を書いている間、緊張で口から心臓が飛び出しそうな

心持だったことをよく覚えています。

驚いたことをランキングでご紹介!あなたは心の準備、できてますか?

【第5位】

初めて受診した婦人科はとあるグループの傘下に属するレディースクリニックでした。

待合室が思いのほか開放的で明るく、親しみの持てる雰囲気だったのです。

私以外にも緊張した風情の女性がいて、

「ああ私だけじゃないんだな」と思いました。

【第4位】

自分で思うより自分のことを知らなかったことに気付きました。

初潮が何年何月何日に来たか覚えていませんでしたし、

家族のこと、自分のこと、パートナーのこと、問診表は穴だらけで、

そんな自分にちょっとがっかりでした。

【第3位】

妊娠できるリミットが近づいていても患者の言うがままの検査はしないということ。

当たり前なのかもしれませんが、問診や視触診、基礎体温表などで

きちんと身体の状況を確認したうえで、必要な検査だけを勧められます。

無謀な希望を伝えても止めてくれるので助かりましたし、

無謀だという自覚がなかったので勉強になりました。

【第2位】

出産まで取り扱っているレディースクリニックはあまりないということ。

不妊治療を専門とするクリニックの多くは分娩までは取り扱っていないので、

産科は別の病院を押さえる必要があります。

【第1位】

3位と矛盾するようですが、初診当日から経膣超音波検査など

侵襲性のごく低い検査は受けられるということ。

月経前症候群(PMS)のつらさや、年齢の問題、

できれば妊娠したいということを相談したところ、

すぐに内診と経膣超音波検査、検体採取が行われました。

正直なところこれがものすごく衝撃で、貧血を起こすほどでした。

婦人科でどんな検査をするか知識の上では知っていたというのに。

知識は体験に勝るものではない。そういうことなのかもしれません。

今では別のレディースクリニックに転院して新しい不妊治療を始めています。

現在のレディースクリニックに落ち着くまでほかに2件ほど回りましたが、

最初のあの病院はあの病院でいい病院だったんだなと思っています。

診察は毎回内診があるわけではありませんでしたが、

衝撃は回を重ねるうちに慣れましたよ。

これからレディースクリニックに初めて行く女性の皆さん、心の準備はおすみですか?

最初の不妊症の検査について

30代からの不妊治療や検査のことブログでつづる

30代不妊治療について思うこと。不妊治療を知り、妊活から体外受精や顕微授精についてまで、自分のペースで調べていきます。