自然妊娠は何歳ぐらいまで?
自然妊娠の限界は40歳?年代別の妊娠成功率
自分は自然妊娠が難しいかもしれないとわかった時、
気になったのは妊孕力の経年変化でした。
本来なら自分にはどれくらい自然妊娠の可能性があるのか、
そして、不妊症がある女性はどれくらいの頻度で現れるのか。
また、治療を受けたとして、自然妊娠の可能性とどれほど変わってくるのか。
調べてみました。
まずは自然妊娠成功率。加齢でこう変わる!
参考として日本生殖医学会や日本産科婦人科学会の
サイトやリーフレットを読んでみましたが、
本当に知りたいところはあいまいな印象でした。
そこで、レディースクリニックや医学本、
政府統計にターゲットを変えてリサーチしたところ、
こんな年齢対応表を発見しました。
■女性の年齢別妊娠率
20代前半:1か月あたり25%・1年あたり97%
20代後半:1か月あたり15~20%・1年あたり86~91%
30代前半:1か月あたり10%・1年あたり72%
30代後半:1か月あたり8.3%・1年あたり65%
分かりやすいですよね。
ただ、別の数字も見つけました。
いずれも医師がそのように言っているので判断に迷うところ。
数字の根拠を提示してほしいなと思いました。
■女性の年齢別自然妊娠確率
25歳から30代前半:25~30%
30代後半:18%
40代前半:5%
40代後半:1%
こうなるとやはり不妊症の頻度も知りたくなります。
できるだけ信頼性のある数字を!
というわけで、公的媒体から情報を引っ張ってきました。
■女性に見る年代別不妊症の頻度
25歳から29歳:8.9%
30歳から34歳:14.6%
35歳から39歳:21.9%
40歳から44歳:28.9%
不妊症の頻度については日本生殖医学会の
公表資料を参考にしました。
ただし、日本生殖医学会が根拠にしている資料が古く、
表示されていたグラフとこの数字がどうも一致しない点が
引っかかっています。どうやって算出された数字なのでしょうか。
全体で見れば不妊症の頻度は「9%と推測される」のだそうです。
年々その割合は上昇しているとのことで、
実態と推測が乖離しているのでは?と感じています。
いずれにしろ自然妊娠の可能性は健康な女性でも年々下がる
健康な女性ですら自然妊娠の可能性は40代に入ると
ほとんどなくなってしまうわけです。
グラフで見ると30代後半からの下降線が顕著で、
やはり体のメカニズムの面から見れば
20代前半で出産することが望ましいと考えられます。
しかし、それが可能かというと別の話になってしまうのですよね。
生殖補助医療の実績でも40歳が7.7%、44歳が1.3%と記録されています。
40代、50代で自然妊娠した女性の報道を
目にしたことがある方、いませんか?
私はあります。報道が盛り上がっていて、
「ああそういうものなんだ」と昔は思っていましたが、
そうではありませんでした。
珍しいからこそメディアで取り上げられ、
複数の媒体が1人の妊娠を続々と取り上げることで
「何度もあったこと」かのような印象をもたらしていたのでしょう。
海外で60代女性が出産成功!というニュースも見つけました。
もちろんこれは自然妊娠ではありません。
このような高齢出産はごくごく稀で、決して当たり前ではないのだと、
自分にもその可能性があるとは言えないのだと、
きちんと周知すべきだと感じました。
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