夏の基礎体温の変化
過酷な夏と月経と基礎体温のおはなし
「日本の夏」というフレーズは美しい情感をたたえていますよね。
しかし、2018年の夏は異常です。
豪雨で西日本には甚大な被害が出ましたし、
その後の酷暑は災害レベルであると気象庁が発表しました。
私個人としても酷暑の影響は実感しています。
まず顕著だったのが基礎体温です。
朝、寝起きに横たわったまま体温を測定するのですが、
毎日37℃を超えていました。
平常の体温は36℃台前半ですから、外気温に引きずられているとしか思えません。
現に、気温が多少下がった日には36℃台に落ちましたから。
次に生理(月経)症状です。
幸い食欲はあるのでまだ夏バテの兆候はないのですが、
下腹部が重だるく感じるタイミングがずれてしまっているように感じています。
このまま無防備に今夏の最盛期を迎えたら大変なことになるのではないかと
危機感を募らせているところです。
婦人科的に絞った暑すぎる夏の問題点
・基礎体温の流れを正しく把握できない
・つつがなく排卵するために必要なビタミンやミネラルを消耗してしまう
・女性の身体も温度が高くなりすぎると生殖能力が低下する
・食欲が低下しがち
・睡眠不足に陥りがち
基礎体温の流れは自分で自分の身体を知るための重要な手がかりです。
気温に引きずられてしまうようでは排卵期を逃してしまいかねないので、
夜中もエアコンを活用した方がいいのだろうと思います。
特に都市部では夜間も気温が下がりにくいので、
都市部在住の方、要注意です。
私個人の基礎体温については、埼玉県で最高気温更新のニュースが出る少し前に
二日間ほど少し低くなって、その次の日から急に37℃台を連続してたたき出しました。
もしかしたら妊娠したのかも!と心がざわつきました。
そしてその後、朝の気温が少し下がってきた途端に私の体温も落ち着いた次第です。
期待しただけにとても落ち込みましたが、今は落ち着いています。
暑さによって体内に貯蓄したビタミンやミネラルの消耗は加速します。
月経症状の変調や生殖能力の低下はつながっているのです。
失われやすい栄養素(鉄分やビタミンCなど)の十分な補給を心がけ、
気温が高すぎる時には外出しない、
直射日光をなるべく浴びない、
十分な睡眠をとる、
水分補給は渇きを自覚しなくても定期的にする、
たくさん汗をかいた時には塩分も適度にとる
といったところを心がけるべきだと考えます。
エアコンの使い方も「常識」にとらわれないようにしたい
世間一般で推奨されるエアコンの設定温度は28℃。
または外気温±3~4℃と主張する人もいます。
しかし、外気温が40℃だとしたら‐3℃では37℃。
すでに発熱している温度ですよね。
推奨される設定温度28℃も、身体的な機能を基準に決められた温度ではないので、
仕事の作業効率はすでに下がり始めている温度なのだとか。
エアコンの効いた室内で熱中症によりお亡くなりになった
女性がいると報道されていました。2018年の過酷な夏を乗り切り
女性としての自分を守るには、「常識」にとらわれず、
身体の声に耳を傾ける姿勢が求められていると言っていいでしょう。
ただし、温度設定を低めにする際には下半身を冷やさないようにしましょう。
私はレッグウォーマーと5本指靴下を常備しています。
足首、ひざ、手首、肩などの関節も、あまり冷やすと
身体によくないので気を付けてくださいね。
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