夏の不快な月経症状……季節の中で生理と向き合う

女性に特有の生理という症状。

男性にはなかなか理解してもらえませんが、これがなかなかにつらいものです。

日本人女性の8割以上が何らかの不快症状を持っているのだとか。

痛み止めを手放せないという方も少なくありません。

生理前、生理中の痛みには子宮筋腫などの病気が隠れているケースもありますから、

もし日常生活に支障をきたすほど生理前後の腹痛がひどい女性が

いらっしゃったら注意していただきたいと思います。

生理に伴う痛みや吐き気、イライラなど、

心身の症状を月経前症候群(PMS)と言います。PMSの内容はまさに十人十色。

女性が10人いれば症状のパターンは10通りあると考えていいでしょう。

寒いと症状が強く出るという女性、暑いほどつらいという女性、さまざまです。

夏というこの季節が月経症状に与えうる影響と、

適切な過ごし方について検証してみましょう。

高温多湿の夏……月経症状にどんな影響があるの?

夏の月経前症候群は重くなりがちです。

というのも、季節性の自律神経失調症が睡眠不足や、体力低下を招くからです。

夏から秋にかけては日照時間や気温の関係でどうしても睡眠不足になりやすくなります。

十分に睡眠をとれていないと、日々の疲れが蓄積してだんだんと身体が弱っていきます。

同時に、クーラー病や冷たいものの食べ過ぎなどから胃腸が弱り、

食欲不振、栄養不足へと、悪い方へ悪い方へと状況が連鎖的に転がっていくのです。

また、暑さそのものも問題です。

ビタミンやミネラルといった体内の希少な成分を消耗させるので、

本人が十分に食べているつもりでも、いつの間にか欠乏状態に陥る可能性があります。

特に失われやすい水溶性ビタミン、ビタミンC、ビタミンB群は、

体力の回復や神経伝達、栄養素の連動などに重要な役割を担っています。

ホルモン物質の分泌と伝達、応答がスムーズに行われれば不快な症状を

穏やかにできると考えられますので、鉄分、亜鉛、カルシウム、

葉酸のようなミネラルとともに、場合によってはサプリメントなどで

補うようにするといいでしょう。

まとめ

生理は病気ではありません。

でも、下腹部が異常に張ったり、痛みがあったり、

無性にイライラしたり、とても通常の状態とは言えないですよね。

ナプキンを装着して蒸れたり、かぶれたり。

少しでも夏の月経期を快適に過ごす、私なりのポイントをまとめてみました。

・排卵期から月経期にかけては特にしっかり睡眠と食事をとる

黄体期の前半は体調が安定する時期なので、ついつい無理をしてしまうことが

ありますがこれが禁物!排卵後はよく食べ、よく眠るようにしてください。

ある意味、これが一番大事なポイントです。

・睡眠中にも空調を適度に使う

2018年の夏は夜間早朝でも気温が下がらない日が多く、

寝苦しい日が続きました。寝不足は健康と美容の大敵です。

快適な温度を保つよう、効率よく空調を使ってください。

・通気性のいい生地の服を選び、肌を出しすぎない

暑いさなかでも月経前の身体は冷えやすくなります。

「暑い」という自覚をよそに、実際に肌に触れてみたら

冷えていたという経験、ありませんか?

夏場は通気性のいい生地の服で蒸れに対処し、肌を出しすぎないようにしましょう。

・水溶性ビタミンやミネラルを補うサプリメントを常備する

妊活女性の必須成分として、葉酸、鉄分などが有名です。

食事から必須量を摂取し続けることが困難な成分ですから、

失われやすい水溶性ビタミンとともに、自分の身体に合うサプリメントを常備しましょう。

・体力アップと臓器の活動性を強化するための適度な運動

夏場、気温の高い日が続くと、空調の効いた室内で1日中じっとしているという方、

多いのではないでしょうか。仕事があるから仕方ない。

運動や外出を控えるように天気予報で言っていたから仕方ない。

それも一面的には正しいですけれども、人体は動くことで初めて活動性を維持できるのです。それは、筋力だけでなく内臓の活動性という意味でも同じです。

過剰に運動する必要はありません。

室内で多少汗をかく程度のストレッチや筋力トレーニングをする、

あるいは、気温が下がった時間帯にウォーキングをするといった程度でいいので、

「ちょっとだけ頑張ってみる」ことをおすすめします。

30代からの不妊治療や検査のことブログでつづる

30代不妊治療について思うこと。不妊治療を知り、妊活から体外受精や顕微授精についてまで、自分のペースで調べていきます。