多嚢胞性卵巣症候群の理解。「自分」へのフィードバック

あと2回続けると言っていましたが、また続いてしまいました。

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)、卵巣過剰刺激症候群(OHSS)

について引きずっています。

ここまでにいろんな記述を読み漁っているのですが、

どうも実感がわかないというか、知識の表層を撫でているだけで

「それが現実にどういうことか」をよく分かっていないような気がするんです。

でもさすがにしつこいですよね。

多嚢胞性卵巣(PCO)、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)、卵巣過剰刺激症候群(OHSS)にまつわる考察は今回で最後にします。

もう少しだけお付き合いいただければ幸いです。

何が納得できないのか、何が引っかかっているのか

不妊治療で有名なクリニックのホームページを見ると、

やはり不妊治療が主目的ですから、PCOSでも採卵しないわけにいかない、

重症化を防ぐことが大切だという立場が読み取れます。

成功率で考えれば人工授精よりも体外受精が望ましく、

多数の卵子を採取するためにはどうしても排卵誘発剤の使用が欠かせません。

ただし、治療前の検査で糖尿病が分かればその治療が先です。

そして、排卵誘発剤によってOHSS、OHSSに伴う血栓症が確認されれば、

妊娠よりもその治療が先になります。

要は「何を優先するか」ということなのでしょう。

いま分かりました。何が引っかかっていたのか。

PCOでもPCOSでもないけれど、体質的にかなりの割合でOHSSを発症しやすく、

さらに重症化のリスクが高いと考えられる場合は?

不妊治療は十人十色。「自分の治療」を見つけなければならない

なぜしつこく考え込んでいたのか、自分の気持ちがやっと理解できました。

PCO、PCOS、OHSSは、「今の私」にはない症状です。

でも無縁ではなくて、でもどのリスクが自分にあるのかもやもやしていたんですね。

これらの予防や重症化対策以前に……、

そう、自分がどの点を警戒して何をするべきか分からなかったんです。

だんだんまとまってきました。

私には多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)はありませんが、

排卵誘発剤を使えばクリニックが提示している

確率以上のリスクを負うことになるでしょう。

全体のOHSS発症率が2.5%でも8.4%でも、自分がなればそれは100%ですから。

まずは薬剤過敏症と虚弱体質をなんとかしなければなりません。

体重を増やして筋力を向上させ、基礎体力を押し上げる必要があります。

薬剤への耐性を高め、もしOHSSを発症してもなるべく

早く回復できるようにしておきたい。

それが私の優先順位です。

そもそも不妊治療に耐えられる身体づくりからというのが情けないですが、

これが私の現実です。

「あるがままの自分」を自分自身で受け入れる心の強さ。

身構えるでもなくそれを持つ方々を尊敬します。

「多嚢胞性卵巣」の進化型、「多嚢胞性卵巣症候群」

薬剤性の多嚢胞性卵巣症候群は「卵巣過剰刺激症候群(OHSS)」

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30代不妊治療について思うこと。不妊治療を知り、妊活から体外受精や顕微授精についてまで、自分のペースで調べていきます。