フーナーテストで不妊かを知る

不妊症かどうかを調べる検査1・フーナーテスト

不妊治療はステップアップ方式で難易度や成功率が

高い治療へと進んでいきます。

検査も同様です。

まずは総合的に健康状態を判断できる検査と、女性機能を確認できる検査で

下準備を整え、異常が見られた部分に特化した検査を随時行っていきます。

フーナーテストは基礎的な検査のひとつです。

この検査によって、精子が自然に卵管まで到達できているかどうかを見極めます。

精子が子宮頸管を通り抜けられなかったり、

子宮のなかで動けなくなっていたりしていた場合には

不妊症というわけです。

ただし、この検査では夫婦のどちらに不妊の原因があるか、

具体的にどこに異常があるかまでは分かりません。

治療を望まれる方は精液検査や子宮頸管粘液の検査、

感染症の検査などを受けることになるでしょう。

今回はこのフーナーテストについて詳しくご紹介します。

フーナーテスト(ヒューナーテスト)とは

フーナーテストは不妊治療を受ける女性なら誰もが通る道です。

ヒューナーテストとも呼ばれます。

検査を実施するタイミングが大事で、排卵期に性行為をし、

その後、理想的には2時間から4時間以内に子宮頸管粘液を採取するのだとか。

私の受診しているクリニックでは3時間から8時間以内と指導されました。

なぜこのタイミングなのかというと、

排卵期には子宮頸管粘液の状態がいいからだそうです。

通常の子宮口は粘液によって閉じていますが、

排卵期になると子宮頸管粘液の状態が変化して精子が入り込みやすくなります。

このタイミングで精子が子宮口に留まり続けているとしたら、

精子か粘液に何かしら問題がある証拠というわけです。

粘液は針のない注射器で採取します。

受診前2時間から4時間以内の性交が難しい場合

軽くご紹介しましたけど、病院を受診する2時間から4時間前に

性交するというのは意外と難しいですよね。

平均的な出社時刻はだいたい9時くらいで、

家を出発するのが7時から8時、そうなると診察の予約が午前中でも

出勤前のあわただしい中でフィニッシュしなきゃならないことになります。

男性の身体だって、女性と同じ様に心理におおきく左右されます。

「今しなきゃ!」「急がなきゃ!」「ちゃんとしなきゃ」

「会社に遅刻する」「今日のスケジュールはどうだったっけ?」

なんて、千々に乱れる思考を抱えてうまくいくでしょうか?

もちろん男性を受け入れる女性の方も問題です。

そのあとに控えた検査のために性行為をする。

そのプレッシャーが度重なり、夫婦関係に影を落としたケースもあります。

「検査直前が難しい場合には前夜性行為を行って検査を受けること」

と明記しているクリニックもあります。

フーナーテストは性交後最長12時間まで実施できるので、

検査を受けるみなさま、あまり深刻にならず、

夫婦で足並みをそろえて不妊治療に向き合っていただきたいと思います。

フーナーテストとは??不妊治療クリニックを参考に

https://www.ivf.co.jp/?page_id=70

30代からの不妊治療や検査のことブログでつづる

30代不妊治療について思うこと。不妊治療を知り、妊活から体外受精や顕微授精についてまで、自分のペースで調べていきます。