精液検査とは?精液検査のやり方は?
不妊症かどうかを調べる検査2・精液検査
現在、世界に存在するすべての人口に対する不妊症の頻度は不明です。
人にはそれぞれ生き方がありますから、
そもそも子どもをもうけようと思わないケースも増えています。
結婚しても子どもを持たない選択をするカップルも多いでしょう。
実際問題として、「産もうとして産めなかった」という
状況以外に不妊症を証明する手がかりはありません。
いま分かっているのは、子どもを望むカップルのうち2割近くが
不妊症の症状に苦しんでいるということだけです。
子どもを望むカップルが10組いれば1組から2組、20組いれば3組から4組が
不妊症と診断されます。あなたがそうではないという確信を持てますか?
不妊症の原因は男女に同じ確率で存在します。
10組のうち5組は男性による不妊症なのです。
もし男女双方に不妊症の原因があれば、
なおさら妊娠できる可能性は低くなります。
不妊治療は若い人ほど成功しやすいので、将来家族を持ちたいと願う男性は
今のうちにご自身の性機能について確認しておくことをおすすめします。
男性の不妊症検査として最初に行われるのが「精液検査」です。
精液検査の方法や結果の見方について以下にまとめますので、
よろしければご参考になさってください。
精液検査のやりかた
まず、カップルでかかるレディースクリニックを決め、精液を採取する容器をもらいます。
2日から7日の間禁欲してマスターベーションで全量を採取し、検体検査に掛けます。
できればクリニックで採取するのが望ましいとされていますけれど、
正直、これが嫌だという男性が本当におおいんですよね。
気持ちは分からなくもないです。
射精はリビドーの発露であって、医療行為は真逆ですから、
心理的に大きなストレスとなるのも無理はありません。
体温程度の温度を維持できるなら、自宅で採取してからクリニックに
持ち込むのでも大丈夫ですから、リラックスできる空間で、
カップルで協力して採取するのもいいのではないかと。
なお、自宅から持っていく場合は採取から2時間以内に提出する必要があります。
検体は顕微鏡などを使って精子の全体数、動いている精子の数、
精子の動きの速さ、精子に奇形がないかどうか、
精液に含まれる赤血球や白血球の数などを調べるそうです。
精液検査・結果の見方
クリニックによると、世界保健機構で定義されている
精液検査の正常値は「ぎりぎり妊娠する可能性がある数値」であって、
理想値には程遠いとのこと。
自然妊娠を望むのであれば、
「精子の総数に動いている精子の割合をかけた数字が2000万匹以上」が
理想だと言われました。
参考として、以下にWHO(世界保健機構)が定義する正常値を。
・精子の総数:2000万匹以上
・活動している精子の割合:50%以上
・正常な形態の精子の割合:30%以上
たとえ動いていても、くるくるとその場で回転するような精子もあると聞きました。
男性も年齢を重ねるほど精子の量や正常な割合が減少するので、
35歳以上の男性で治療を考えている方は早めに病院を受診するようにしましょう。
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