2019年2月、2度目の流産

春の終わりを感じる今日この頃。

今年の夏はエルニーニョ現象の影響で天候不順が予想されるそうです。

でも、気温は平年並み。

ようするに高温多湿でじめじめした日々になるのでしょう。

不妊治療を受けている人間にとっては憂鬱が増幅されるような

季節になるかもしれませんね。心と身体の夏バテ予防を少し考えたほうがよさそうです。

ともあれ、それはまた別の日に……。

今日は、この春、私の身に起きたことを書き記しておこうと思います。

妊娠したいと考えている方、妊娠するということがどういうことか、

まだよくわからないという方には参考になるかもしれません。

2度目の流産の記録です。

公式的には2度目の流産、本当は何度も繰り返しているけれど……

やっと誰かに話す気になれたのですが、自分の身に起こったことの

全体像を理解できていないので、時系列で体の変化をまとめます。

今回の流産は「化学流産」というタイプで、以

前にも「もしかしたら今回の生理は流産かも」

「今回の生理はたぶん流産だな」という時が何回かありました。

でも今回は体の変化が顕著で、これまでと全然違ったので自分でも驚いています。

・ 2月中旬:生ものを受け付けなくなり、同時に便秘がひどくなる。

疲れやすく、あまり動けない、基礎体温が比較的高い日が続き、

夜になると微熱が出る日々が続くようになりました。

・ 2月後半:体がむくんだように感じ始める。

胸が張って痛み、ブラジャーを使えなくなりました。

野菜も生食できず、湯通しした程度だと必ず食あたりをするので、

おかゆと流動食、お白湯のみで過ごした。

倦怠感と微熱、神経過敏、精神不安、吐き気があり、

実際に何度も吐き、空腹を感じるものの胃が食べ物を受け付けないので、

だんだんしんどくなりました。

・ 2月26日:生理のような出血が始まる。

自覚としては通常の生理症状だった。

ちょうど前回生理から1ヶ月後だったこともあって疑問も感じず。

・ 2月27日:通常の生理と同じように2日目に出血が多くなる。

ただし、通常は生理が始まると下腹部の痛みや吐き気は収まるが、

この時は諸症状が強くなるばかりでした。

・ 2月28日:出血がほぼ止まるが体のむくみ、

生ものを受け付けないなどの変化は続く。

異変は感じていたけれど妊娠とはつゆとも思わず。そのことを後悔しています。

・ 2月28日:夜から下腹部に生理痛のような重く鋭い痛みが現れ、数日間続く。

普段よりも痛みが鋭く強いように思ったものの婦人科は受診せず。

・ 3月6日:微熱状態が以前より顕著になる中、再び出血が始まる。

2月25日からの3日間より出血量が格段に多く、かかりつけの婦人科へ。

経腟超音波検査、尿検査、血液検査で流産か子宮外妊娠との診断。

超音波画像で子宮内に「胚」の着床は確認できず、

ホルモン値は妊娠中のものだったため経過観察へ。

・ 3月11日:経腟超音波検査、尿検査、血液検査で子宮外妊娠の可能性はほぼないと確認。

ホルモン値が妊娠中の約5分の1に下がっており、

身体も徐々に正常に戻り始めました。

・ 3月16日:体のむくみや便秘が改善し、体温も平熱に戻る。

尿検査のみでほかの検査はなし。流産確定。自分のせいだと思わないこと、

自分を責めて落ち込まないようにと忠告を受ける。

流産は卵子の質が悪いから起こる現象で、妊娠できるという証明でもあると言われ、

年齢を鑑みて不妊治療の必要性の説明を受けて診察終了。

あれから桜が咲いて、もう夏になろうとしています。

私のなかにほんの少しの間だけ命が宿って、流れ去っていきました。

そのことを考えると複雑な気持ちになります。

もしうまくいっていたら今頃もっとしんどかっただろうか?

それとも、子どもが生まれる日に備えて家じゅうを改造でもしていただろうか?

夫や夫の両親は喜んでくれただろうか?

そして、私は?

私は子どもの宿るおなかを抱えて、どんな気持ちだったろうか?

食べたいものも食べられず、痛みや不快感、不自由を我慢して、

それでも喜びを感じていただろうか。

何もわかりません。ただ、少しだけ涙が出ます。

心が硬直したように何も感じないような気持になっていたけれど、

「Life Goes On」です。そろそろ立ち直る時期なんじゃないかな。きっと。

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30代不妊治療について思うこと。不妊治療を知り、妊活から体外受精や顕微授精についてまで、自分のペースで調べていきます。