不妊治療をした有名人のこと

不妊治療を受けた女性有名人のその後。明暗

40歳以上の女性有名人が不妊治療によって子どもに恵まれたというニュースを見ると、

「私もまだ大丈夫なのかも」「まだ希望はある」と思えてきたりしませんか?

私は複雑な気持ちでそうしたニュースに接しています。

不妊治療による高齢出産で話題になった女子プロレスラーのジャガー横田さんの場合、

出産時の年齢は45歳だったそうです。

夫婦関係の雲行きがあやしかったり、夫の木下さんが疑惑の的だったりと、

子育て中の今も問題は目白押しのようです。

それでも、彼女は「母親である自分」に誇りを持っているように見えます。

子どものお受験をテーマにした密着取材の番組があったそうですが、

そのオファーを受ける時、ジャガーさんは子どもを見世物にすることに

難色を示したと言います。子どものためを思う母親としての姿ですよね。

不妊治療に成功しても幸せばかりが待ち受けているわけではないという、

まるでお手本のような家族像だと思います。

ただし、子どもが生まれたこと、子どもが無事に育っていること、そして、母である自分に対して、きっと後悔はないのではないでしょうか。

不妊治療に失敗した女性有名人の離婚

不妊治療に成功したものの悲喜こもごものジャガーさんに対して、

不妊治療に失敗して離婚に至った女性有名人もいます。

彼女の名前は大黒摩季さん。2019年12月現在49歳です。

2003年から2017年まで不妊治療に取り組んだものの、

限界を感じて中止を決断したのだとか。

夫婦仲は良好で、子どもがいなくても2人で生きて行こうと当初は話していたそうです。

でも、大黒さんの心には「子どもを産めなかった」というとげが刺さって、

いつでも後ろめたい気持ちだったと語っています。

旦那様は夫婦関係の継続を望んでいたけれど、彼女自身がどうしても耐えられず

離婚にいたったとのこと。

大黒さんは歌手活動復帰へ。

そして、元旦那様は新しい出会いによって子宝に恵まれたそうです。

「本来の柔らかい気持ちが戻ってきた」

大黒さんは言います。

旦那様との離婚を決意し、元旦那様が新しい出会いと子宝に恵まれたことで

「罪悪感が一掃されたような気がした」と。

そして、新しい命の誕生と、元旦那様の幸せを喜べる

「本来の柔らかい気持ちが戻ってきた」のだと。

不妊治療は希望の光です。

だけど、治療に伴う身体の変化が必ずしも健康的とはいいがたかったり、

成功するかどうか分からない見通しの悪さが心身の負担になったりと、

苦しい側面が強いのも事実です。

今、不妊治療を受けていて、続けるべきかやめるべきか迷っている方。

続けてもやめてもつらいのであれば、大黒さんのように考えてみるのも

ひとつの道なのかもしれません。

30代からの不妊治療や検査のことブログでつづる

30代不妊治療について思うこと。不妊治療を知り、妊活から体外受精や顕微授精についてまで、自分のペースで調べていきます。