兵庫県(神戸市)の不妊治療、助成金の確認

兵庫県と神戸市の不妊治療助成制度について

東京都の不妊治療助成制度についてご紹介しておいて

神戸市に言及しないのは不公平なので、今回は兵庫県と神戸市の助成制度に触れます。

ちなみに、東京都では八王子市が除外となっていたのと同じように、

兵庫県では神戸市、姫路市、西宮市、尼崎市、明石市が除外となっています。

それぞれ市が助成を実施しているためです。

決して仲間外れとか、そういう意味じゃないんですよ~。

兵庫県の特定不妊治療費助成事業

助成対象者

・ 兵庫県内に夫婦のいずれかが住所を所有している

・ 治療開始時に法律上の婚姻をしている夫婦

・ 特定不妊治療以外の方法では妊娠が難しいと医師に診断されている

・ 指定医療機関で特定不妊治療を受け、妊娠判定まで至る、もしくは医師の判断で治療を中断した

・ 治療初日時点で妻の年齢が43歳未満である

・ 前年度の夫婦合算した所得額が730万円未満である

・ 助成金申請する治療期間に「若年がん患者妊孕性温存治療費助成事業」の助成を

受けていない

※ 令和2年度の特例として、新型コロナウィルス感染症の感染防止のために

治療を延期した場合。なおかつ令和2年3月31日時点で妻が42歳の場合に限り、

年齢制限を緩和

※ 特定不妊治療を受けようとしたものの採卵に至らなかった場合は助成対象外

※ 平成27年度までに通算5年間助成を受けている場合も助成対象外

助成対象範囲

・ 治療ステージA~F

・ A,B,D,Eは1回あたり15万円、C,Fは7.5万円をじょうげんに助成

・ 初回に限り上限額は30万円

・ 男性不妊治療についても初回助成限度額30万円

→特定不妊治療のための一過程として行った男性不妊治療に限り、

1回あたり初回30万円、それ以降1回あたり15万円を限度として助成。

ただし、採卵前の精子採取手術で採取できず終了した場合に限って、

男性不妊治療のみでも助成対象となる

通算助成回数と年齢の制限

・ 妻の年齢が40歳未満:治療6回まで助成対象

・ 妻の年齢が40歳以上43歳未満:3回まで

※ コロナ特例として令和2年3月31日時点で妻が39歳の場合は41歳未満

※ 令和2年3月31日時点で妻が42歳の場合は44歳未満

申請受付期限

・ 「1回の治療が終了した日」が属する年度の末日3月31日まで、

もしくは治療が終了した日から3か月以内のどちらか遅い日

ここまで、兵庫県の方針は厚生労働省の示した原則とそれほど変わりありません。

特例についても東京都と似たような感じですよね。

ただし、神戸市独自の特定不妊治療助成制度については特筆すべき点があります。

●所得制限の撤廃

神戸市の特定不妊治療費助成制度には所得制限がなくなりました。

また、夫婦合算の所得が年間730万円を超えていても、

国制定の助成上限額の半額は支払われます。

東京都でも成し得なかった所得制限の撤廃!

すごいですよね?

ちなみにですが、治療1回あたりの助成金額が治療全体の中でどれほどのものなのかは、

比較対象として私の知る神戸ARTレディスクリニックの費用一覧をご参考にどうぞ。

https://www.ivf.co.jp/?page_id=139

神戸ARTレディスクリニックでは採卵にまつわる費用合計17万円、

肺移植とそれにまつわる費用6万円という具合で、ひとつひとつのステップで料金が重なっていく感じです。

こちら、指定医療機関ですので、目安になるかと思います。

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30代不妊治療について思うこと。不妊治療を知り、妊活から体外受精や顕微授精についてまで、自分のペースで調べていきます。